今日、3月18日は「春の睡眠の日」。季節の変わり目で、なんとなく眠りが浅くなったり、寝つきにくさを感じる人も多い時期です。
そんな夜に思い出したいのが、昔から語り継がれてきた、小さな眠りの知恵。
眠れない夜、つい口にしてしまう「羊が1匹、羊が2匹……」。
けれど、なぜ“羊”なのか? 本当に眠れるのか?このおなじみのフレーズには、意外と知られていない“眠りの知恵”が隠れています。
今夜は少しだけ、数える眠りのルーツをたどってみましょう。
“羊を数える眠り方”のルーツは『羊飼いの情景』から
「羊を数えると眠れる」という考えは、18世紀ごろのイギリスに由来すると言われています。(※諸説あります)
当時の民話や教本には、眠れない人に向けて、“羊が柵を飛び越える姿を想像しながら数えるとよい”という記述が残っています。
一面に広がる牧草地、月明かり、もこもこの羊たち。
のどかで単調な風景を思い浮かべることで、心が静まり、眠りへと導かれる――。そんな「イメージ瞑想」の一種だったのです。
「単調なリズム」が脳を落ち着かせる
現代の研究でも、「同じリズムを繰り返す行為」は、副交感神経を優位にしてリラックス効果を生むといわれています。
波の音、心拍、歩くリズム……人間の身体は“一定のテンポ”に安心を感じるようにできているのです。
つまり、「羊を数える」ことは、“リズムで心を整える”眠りのトレーニング。
考えごとで頭がいっぱいの夜ほど、単純なリズムが脳を落ち着かせてくれます。
羊じゃなくてもいい ― 自分だけの“数える癖”を
実は、羊である必要はありません。
「星を数える」「今日あった嬉しいことを三つ思い出す」など、自分に合った“穏やかな数え方”を見つけるのもおすすめです。
大切なのは、眠ろうと焦る気持ちを手放して、“ゆるやかに心を数える”こと。そのテンポが、自然とあなたを眠りへと誘ってくれます。
眠れない夜は、ただ眠れない自分を責めるより、静かに一匹ずつ、心の中で羊を数えてみましょう。
その静かな繰り返しが、きっと明日のためのやさしいリズムになります。
(文・熟睡アラーム編集部)
睡眠にお悩みなら試してみてください