TOPICS

2021.02.08
Android OSiOSRelease

AIによるいびき判定を実装しました

音声認識AIを応用した「いびき判定AI」

昨日公開したiOS版のVer4.5.0と、本日公開されたAndroid版のVer4.4.0にて、いびき判定方法として「AI」が選択できるようになりました。音声認識に使われる機械学習AIを利用し、いびきの音を正しくいびきと判定する精度を高めました。

App Storeでアップデートをチェック

GooglePlayでアップデートをチェック

対応機種は自動で「AI」が選択されます

新バージョンでは、熟睡アラームの共通設定に「判定アルゴリズム」の項目が追加されています。

AI…機械学習AIによって記録中の音声が「いびき」かどうかを判別します(新機能)。
音量…記録中の音声が一定音量で一定時間続いた場合に「いびき」として判定します(既存仕様)。

対応機種

AI判定が可能な対応機種は以下の通りです。
iOS版:iOS12以上(Core ML 2対応機種)
Android版:Android 4.4以上

対応機種であれば、[判定アルゴリズム]の項目は自動で[AI]が選択されます。iOS 12未満のiPhoneは残念ながら非対応のため、[音量]判定のままとなります。

いびきの誤判定が少なくなります

以前、記録中の音を「いびき」として判定する方法は「音量」でした。この方法は、屋外ノイズ(車の走行音や工事の音)や室内ノイズ(家電や衣擦れ音)といった「いびき」ではない音も「いびき」として誤判定される傾向がありました。この誤判定を軽減すべく実装したのが、今回のAIによるいびき判定です。
判定アルゴリズムを「AI」にしておけば、アプリに表示される[いびき時間]と[いびき率]の精度が高くなります。

とはいえ、AIの精度は人間の聴力と同等とまではいきません。誤判定は軽減しますが、「いびき」に似た音を「いびき」として判断する可能性は高いです。逆に、今まで正しく「いびき」として判定されていた音が、「いびき」として判定されなくなる可能性も否定はできません。

AIの精度は適宜見直してゆく予定ですが、もし[判定アルゴリズム]が「AI」だと不都合が起きる場合は(あるいは熟睡アラームをいびき以外の録音目的として利用されている方は)、[判定アルゴリズム]を「音量」に変更してご利用ください。