Google Play Android版のVer4.2.4をリリースしました。Ver4.2.4には睡眠記録が残らない現象が頻発する問題の対策が含まれます。
これまでの調査で、他のアプリの自動アップデートが熟睡アラームの動作に影響していることが分かりました。就寝している深夜帯に自動アップデートが集中しているようで、アップデートのアプリ数が少なければ熟睡アラームの記録は残りますが、アップデートのアプリ数が多い(あるいはGoogle Playなどの基本アプリが更新される)と熟睡アラームが停止してしまうようです。
Ver4.2.4では自動アップデートのようなOSの処理の影響を受けにくくするために、熟睡アラーム自体の処理を軽くする調整(パフォーマンス向上)を施しました。弊社内の確認においては、記録が残らない現象がかなり改善されたと感じています。
それでも記録が残らないときは…
今後もチューニングは続けていく予定ですが、どんなに改修を続けても、記録中にアプリの自動アップデートが行われる限り熟睡アラームが停止する可能性は残ります。アプリのアップデートもさることながら、OSがアップデートされてデバイスが再起動してしまえば熟睡アラームは確実に停止します。
対策その1:機内モードを使う
この問題の一番の対策は、睡眠記録中の自動アップデートを抑制することです。
手っ取り早いのは、デバイスのすべての通信をOFFにする「機内モード」に頼る方法です。ネット通信が途絶えた状態ではアプリやOSのアップデートが実行されなくなるので、熟睡アラームは動作は限りなく安定します(オフラインで使えるアプリをたくさん起動してしまえば話は別ですが)。
しかし機内モードはネット通信以外もOFFにするので、重要な電話や緊急地震速報が受け取れないデメリットがあります。また、起床後に機内モードを解除することを忘れてはいけません。
対策その2:自動アップデートを通信環境で制限する
もう一つの対策は、Google Playの自動アップデートの設定を「Wi-Fiのみ」にした上で、睡眠記録中はWi-FiをOFFにする(モバイル通信にする)方法です。この方法でも自動アップデートは実行されず、しかも重要な電話や緊急地震速報を受けることができます。しかし、睡眠時間中のネット接続がモバイル通信だけになるので、モバイルのデータ通信量が増える可能性があります。
最後に
これらの2つの対策は、睡眠中に自動アップデートが行われないので、アプリのアップデートは日中に行っていただく必要があります。熟睡アラームの動作安定化のメリットだけでなくデメリットもありますので、実践されるときは十分ご理解いただいた上でお試しください。