仮眠の記録がじゃまになる?
熟睡アラームのMENU→[クイックアラーム]を使えば、時間指定でアラームを鳴らすことができます。時間指定なので、例えば今から30分間仮眠をしたい、という時のアラームに便利です。
ただし[おやすみ]ボタンを押して仮眠の記録する場合は、ちょっとした注意が必要です。
下の図は統計画面の記録リストで、23:00キッカリに就寝し、6:00キッカリに起床した記録が7日間ある状態です。
当たり前ですが、平均就寝時刻は23:00で、平均起床時刻は6:00です。
そして7日目に、15:00から30分間の仮眠を記録したのが下の図です。
たった1つの記録ですが、仮眠ゆえに就寝と起床の時刻が大きくずれているので、平均就床時刻と平均起床時刻が1時間以上も変化してしまいます。この現象は、分析画面や睡眠記録の睡眠評価(特に就寝リズムと起床リズム)にも大きく影響します。
普段の(夜の)睡眠の傾向を知りたいときは、仮眠の記録が邪魔になるかもしれません。
仮眠の記録を集計の対象外にする
仮眠の記録を削除してしまえば問題ないのですが、削除せずに、記録をデータ集計の対象外にするという手もあります。
上述を例に、7日目の仮眠を対象外にしてみましょう。
ステップ1:記録画面で、仮眠の睡眠記録を表示します。
ステップ2:画面下部の[データ集計]ボタンをタップして、[対象]から[対象外]に変更します。
これで、仮眠の記録がデータ集計の対象外に設定されました。
統計画面の記録リストでは対象外に設定された記録のグラフが薄く表示されます。そして、記録を残したまま、平均就寝時刻と平均起床時刻がそれぞれ23:00、6:00と元に戻りました。この統計画面だけでなく睡眠記録の評価、分析画面、睡眠メモ分析すべてにおいて、仮眠の記録が除外された状態で再計算されます。
特定の睡眠記録だけ(削除せずに)睡眠評価や集計から一時的に除外しておきたい、そんなときにご活用ください。
ところで平均睡眠時間がおかしくないか?
このページの上から2番目の図を見て「30分の記録があるのに、なぜ平均睡眠時間が増えているんだ?」と感じたあなたは鋭いです。
7時間×7+30分×1の合計時間を記録回数の8で割れば、平均は6時間11分になるからです。
熟睡アラームのバグではありません。熟睡アラームでは(上述の7日目のように)1日に複数回の記録がある場合は、その合計時間を1日の睡眠時間と解釈するのです。この例では、6日目までは7時間の記録ですが7日目だけが7時間30分の記録となり、結果、平均が7時間4分となります。
仮眠や分割睡眠が日常的になっている場合は、[評価対象外]にしない方が1日どれだけ眠ったかを知ることができる、と覚えておきましょう。