Android版には「睡眠記録中のスリープを許可」する設定があります(MENU→共通設定です)。初期設定では「スリープを許可しない」状態です(2018年9月18日追記:初期設定が「スリープを許可する」に変わりました)。〔おやすみ〕ボタンを押したら数秒後に自動でバックライトを最弱にした暗い画面に(暗転画面)切り替わります。ホームを押そうが、他のアプリを起動しようが、デバイスをスリープにしようが強制的に暗転画面に(つまりスリープしない状態に)なります。少し不便に感じている方もいるかと思いますが、これには理由があります。
昔はデバイスをスリープするとセンサーが止まる機種があった
熟睡アラームを開発していた当時(2013年)は、スリープ状態でも睡眠記録ができるようにしようと設計を進めていました。ところが検証を進めいるうちに、2つのデバイスで記録が残らない現象が起きました。
その2つは、デバイスがスリープするとセンサーが停止してしまう機種でした。この機種は当時の人気モデルであり、さらに同じようなデバイスが今後増えるかもしれないと考えて、睡眠記録中はスリープできないようにする状態を初期状態にした、というわけです。
今はというと…
しかし予想に反して、開発当時から現在に至るまで、デバイスがスリープするとセンサーが止まるというデバイスは一つも確認できていません(もちろん世界中のAndroidデバイスを確認したわけではありませんが)。なのでスリープを許可しない初期設定はもうやめてもいいのでは?と思っています。
初期設定を変えるのはもう少し先になると思いますので、Android版をお使いの方は、ぜひ「睡眠記録中のスリープを許可」にチェックを入れて使ってみてください。
スリープさせれば省電力UP!
睡眠記録中にデバイスをスリープにすればバックライトが完全にOFFになるので、省電力に大きく貢献します。感覚的には、バックグラウンドで熟睡アラームが動いていても、通常のデバイスのスリープ状態とほぼ変わらない消費電力量だと思います。
バッテリーが消耗していてもデバイスが熱くなる心配はありませんし、バッテリーが比較的新しければ、充電なしでも十分使えるレベルだと思います。
ただし注意は必要!
なお「睡眠記録中のスリープを許可」にチェックを入れると、〔おやすみ〕ボタンを押した後に他のアプリが利用できる状態にもなってしまいます。
しかし〔おやすみ〕ボタンを押した後に他のアプリを使うことはおすすめしません。睡眠記録中に他のアプリによってメモリを多く消費されてしまうと、OSによって熟睡アラームが強制終了されるかもしれないからです。
まとめ
- Android版をお使いの方は、MENU→〔共通設定〕を開き、〔睡眠記録中のスリープを許可〕にチェックを入れて使ってみましょう。
- 〔おやすみ〕ボタンを押したら電源ボタンを押してデバイスをスリープにして、枕元におきましょう。他のアプリのご利用は、〔おやすみ〕ボタンを押す前に済ましておきましょう。
- もしこの方法だと睡眠記録が残らない場合は、〔睡眠記録中のスリープを許可〕のチェックを外してください。
お願い
もし〔睡眠記録中のスリープを許可〕のチェックを外したら睡眠記録が残らなかった、という経験をお持ちの方は、ぜひサポート宛てまで共有をお願いいたします。