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2026.01.07
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【おやすみの国めぐり】サウナと眠りの国 ― フィンランドの夜に学ぶ“ととのう眠り”

北欧の夜は、静かです。
長い冬のあいだ、人々は光を求め、そして静けさの中で眠りを大切にします。
そんなフィンランドの人たちにとって、眠る前に欠かせない習慣――それが「サウナ」です。
サウナは、ただ汗をかくための場所ではなく、“よく眠るための入り口”なのです。

サウナは「夜の準備」

フィンランドでは、週に数回サウナに入るのが一般的。
家族で過ごす時間、友人との語らい、ひとりで心を整える時間――それぞれのサウナには“生活のリズム”が息づいています。

夜のサウナでは、熱い蒸気の中で体をゆっくり温め、心拍が落ち着いたところで、外の冷たい空気にあたります。
その「温」と「冷」のリズムが、体の深部温度を自然に調整し、深い眠りを呼び込むのです。

“ととのう”とは、自分のリズムを取り戻すこと

日本でも人気の「ととのう」という言葉。
フィンランドでは、その感覚は人によってさまざまです。
サウナのあと、屋外のベンチに座って外気を感じながら静けさを味わう人もいれば、仲間と語らいながら、笑い声とともに賑やかな空気を楽しむ人もいる。
どちらも“自分らしく整う”正しいサウナの過ごし方なのです。

サウナで汗を流したあと、白樺の枝を束ねた「ヴィヒタ」で肌を軽く叩き、血行を促す。
体の中がじんわりと温かくなり、呼吸が整うと、心のざわめきがふっとおさまります。

それは、心が穏やかに落ち着いていく“無音の時間”。
何かをするわけでもなく、ただぼんやりと時の流れに身をまかせる。
そのやわらかな安らぎが、やがて眠りにもつながっていくのです。

冬の夜、眠りの灯り

冬のフィンランドは、日照時間が短く、夜が長い。
だからこそ、家の灯りや温かい空気を大切にします。
サウナのあとは、ミルクを温め、キャンドルを灯す。
外は氷点下でも、室内には穏やかな明るさが広がります。

眠る前の時間を「整える時間」として過ごす。
その考え方こそ、北欧の人々の“眠り上手”の秘密かもしれません。

眠ることは、生きることの一部

フィンランドの人たちは、サウナを通じて“自分のリズム”を取り戻しています。
日本人も忙しい日々の中でも、湯船にゆっくり浸かるだけで、心は少し北欧に近づけるかもしれません。

今日も一日がんばったあなたへ――小さなサウナ気分で、あたたかい眠りを。

(文・熟睡アラーム編集部)

 

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