熟睡アラームの過去の統計では、概ね10代の睡眠時間が一番短く、70歳以上の睡眠時間が一番長い結果になりました。では、就寝時刻と起床時刻は年代ごとにどのように変化していくのでしょうか。
今回は就寝と起床の「時刻」に焦点を当て、男女別、年代ごとの睡眠統計を公開します。
以下の表は、2019年11月の平均就寝時刻、平均起床時刻を男女別、年代別でまとめたものです(2019年11月の睡眠時間の統計はこちらをご覧ください)。
20代を基準にすると、早寝、早起きの傾向は意外にも30代から始まっていたことが分かりました。
続いて、就寝と起床の時間帯を男女別、年代別にグラフ化したものをご紹介します。男性10代~70歳以上、女性10代~70歳以上の順で、その変化を解説します。
■男性の就寝・起床の傾向
10代男性
10代男性は平均就寝時刻が0:35、平均起床時刻が6:38分でした。
20代男性|10代に比べて遅寝、遅起きになる
20代男性は平均就寝時刻が0:53、平均起床時刻が6:57でした。10代に比べて明らかに遅寝、遅起きの傾向になります。
30代男性|20代に比べて早寝、早起きの傾向になる
30代男性は平均就寝時刻が0:36、平均起床時刻が6:40でした。20代に比べて早寝、早起きになり、概ね10代の傾向に近づきます。
40代男性|30代に比べて早寝、早起きの傾向になる
40代男性は平均就寝時刻が0:16、平均起床時刻が6:25でした。23時台の就寝が増え、5時台の起床が増えて、30代よりも早寝、早起きの傾向になります。
50代男性|40代に比べて早寝、早起きの傾向になる
50代男性は平均就寝時刻が0:01、平均起床時刻が6:19でした。就寝は23時台が一番多く、5時台の起床がさらに増えて、40代よりも早寝、早起きの傾向になります。
60代男性|50代に比べて早寝傾向になる
60代男性は平均就寝時刻が23:48、平均起床時刻が6:21でした。22時台の就寝が増えて50代よりも早寝傾向になります。起床は50代から大きな変化はあまりありません。
70歳以上男性|60代に比べて早寝傾向になる
70歳以上男性は平均就寝時刻が23:16、平均起床時刻が6:20でした。21時、22時台の就寝が増えて早寝傾向が一層強くなります。起床の変化はほぼありません。
まとめ
・20代が一番遅寝、遅起きの傾向になる。
・30代~50代にかけて早寝、早起きの傾向が進む。
・60代から70歳以上にかけて早寝傾向が進む。早起き傾向は60代で止まる。
以下は、上述のグラフをアニメーション化したものです。
■女性の就寝・起床の傾向
10代女性
10代女性は平均就寝時刻が0:30、平均起床時刻が6:36でした。
20代女性|10代に比べて遅寝、遅起きになる
20代女性は平均就寝時刻が0:49、平均起床時刻が6:59でした。10代に比べて明らかに遅寝、遅起きの傾向になります。
30代女性|20代に比べて早寝、早起きに戻る
30代女性は平均就寝時刻が0:35、平均起床時刻が6:48でした。10代の傾向にやや戻ります。
40代女性|30代に比べて早寝、早起きの傾向になる
40代女性は平均就寝時刻が0:17、平均起床時刻が6:29でした。23時台の就寝が増え、5時台の起床が増えて、早寝、早起きの傾向が強くなります。
50代女性|40代に比べて早寝、早起きの傾向になる
50代女性は平均就寝時刻が0:15、平均起床時刻が6:26でした。40代に比べてわずかな早寝、早起きの傾向になります。
60代女性|50代に比べて早寝傾向になる
60代女性は平均就寝時刻が0:01、平均起床時刻が6:30でした。23時台の就寝の比率が一番多くなり、50代よりも早寝傾向が進みます。
70歳以上女性|60代に比べて早寝傾向になる
70歳以上女性は平均就寝時刻が23:42、平均起床時刻が6:37でした。23時台の就寝の比率が一層増えて早寝傾向が一層強くなり、わずかな遅起き傾向になります。
まとめ
・20代が一番遅寝、遅起きの傾向になる。
・30代~50代にかけて早寝、早起きの傾向が進む。
・60代から70歳以上にかけて早寝傾向が進む。早起き傾向は60代で止まり、60代以降からわずかな遅起きの傾向になる。
以下は、上述のグラフをアニメーション化したものです。
■過去の睡眠統計情報
その他の睡眠統計はこちらをご覧ください。